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​​研修内容・システム

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​​後期研修プログラム

入局1年目:身分は大学医員

■4月~6月
 日本外科学会専門医取得(すべての他の外科系専門医取得のための基礎)をめざすために、入局後すぐに、修練開始登録が必要。
 日本外科学会ホームページへ修練開始として、当科の病棟にて手術、術前・術後管理、手術標本の整理等を6年目の指導医とともに行う。
 外来にて、外科の新患の予診、診断ならびに再来患者さんの診察、治療等をスタッフとともに行う。

■7月以降
 日本外科学会専門医取得のためには、以下の研修を早めに終了しておく必要があり、個々の経歴に応じて研修を行う。
 1.麻酔研修:3~4ヶ月間(大学病院、今給黎病院等)
  外科医にとって麻酔は必須で、全身管理を学ぶ意味でも重要。
 2.小児外科研修:2ヶ月(大学病院)
  小児外科の診断、治療法について研修する。
  最低10例の手術経験必要
 3.心臓・大血管外科:2ヶ月(大学病院)
  心臓血管外科にて、最低10例の手術経験(助手可)を行う。

 4.呼吸器外科:2ヶ月(大学病院)  呼吸器外科にて、最低10例の手術経験(助手可)を行う。
  すでに十分な麻酔研修や小児外科・心臓外科・呼吸器外科研修を終了していれば、
  この間、病棟勤務や関連病院出張も可能。

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​​入局2年目以降のローテーション

■2年目~3年目:
 関連病院にて研修を行います。
 関連病院での研修では、外科的手技や外科疾患全般に関する治療方針等の研修を、スタッフの指導・助言のもと行います。

 2年目は、市内の拠点病院、県立病院等スタッフの多い病院で研修する。
 3年目は、関連の中規模病院にて研修を行う。
 *2年目終了時点(計4年)で、日本外科学会専門医の筆記試験を受ける。
  また学位希望者は、大学院入学の手続きも取る。
 *3年目終了時点(計5年)では、日本外科学会専門医の面接試験を受ける。
 (ただし個々の修練実績が満たされなければ、それ以降となる)

■4年目:
 大学病院の病棟で、主治医として術前検査、難易度の高い手術、術後管理等を行う。
 がん治療の基本的なものの考え方を研修し、医局内のデータベースを用いて、
 各疾患やその進行度に合わせた集学的な医療の考え方も習熟する。
 この1年は研修プログラムの中で最も忙しいが、最も充実し、飛躍する1年でもある。
 4年目終了時点(計6年目)で、一般外科臨床医としての立場が確立する。

■5年目、6年目:(ベッドフリー)
 2年間臨床から離れて研究を行う期間。
 教室で行っている研究に照らし合わせて、各自が何に対して興味を持っているのか、
 なども考慮して、教授・スタッフと相談し、研究テーマが決まる。
 必要に応じて、基礎系教室での研究や、あるいは国内・国外留学を行う場合もある。
 この期間中あるいは終了後に、この間の実験結果をもとに学位申請の
 ための論文作成を行う。入局3年目に(社会人)大学院に入学していれば、
 ベッドフリー終了後すぐに学位を取得することが可能となる。
 また、この2年間、学位取得を希望しないものは、
 臨床修練のための国内・国外留学や離島医療挑戦、場合によっては、医学以外への挑戦も可能である。

■7年目以降
 各関連病院や大学の間で、個々の希望に応じローテーションを行う。
 8年目(計10年目)以降、各関連病院の外科部長クラスとなる。
 個々のキャリアアップのための各専門医
 (乳腺専門医、甲状腺専門医、内視鏡認定医、癌治療認定医など)の取得もめざす。

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